- サラリーマンって、毎日パソコンで何してるの?
- デスクワークの実際の仕事内容や、リアルな業務の事例を教えて?
- デスクワークが未経験だときつい?向いてない人って、どんなタイプ?
「カチャカチャ」というキーボードの打鍵音が聞こえるオフィス。サラリーマンたちは毎日忙しそうにパソコンと向き合っていますが、彼らは一体何をしていると思いますか?
実際にデスクワークの業務にたずさわった経験がないから、わからない!という人も多いはず。
業界や職種によって多様なタスクと挑戦があり、未経験者にとってはきつい一面もあるかもしれませんが、一方で向いている人にとっては実はけっこう魅力的な仕事です。
今回は、一般的なデスクワークの仕事内容や業務事例を、"パソコンを使う仕事に3回転職した経験を持つ筆者"が実体験も併せてご紹介します。
興味はあっても自分に合うかどうか知りたい!リアルな実態に興味がある!と言う探求心あふれる人は、ぜひ参考にしてください。
サラリーマンはパソコンで何してるの?デスクワークの仕事内容と業務事例
サラリーマンのデスクワークでは、パソコンを使ってさまざまな業務が行われています。それぞれの業務を具体的な仕事内容と業務事例を紹介しましょう。
- パソコンを使ったメールのやり取りやスケジュール管理
- プレゼン資料や報告書の作成、データ入力や文書処理などの一般的な業務
- 経理・財務部門:経費管理や会計データの入力と帳票作成、資金繰りの監視、決算業務
- 人事・労務部門:人事データの管理や給与計算、採用プロセスのサポート、社内研修の企画・運営
- マーケティング部門:市場調査データの分析、広告・プロモーション資料の作成、SNSやウェブサイトの運用管理
- 販売・営業部門:営業報告書の作成や顧客データの分析、見積もり作成
- 設計部門:CADやCAMを使った設計
- 調達・生産管理部門:生産システム(BOM)を利用した入出力作業や管理業務
- 開発部門:プログラミングやシステム開発など、専門的なIT業務
- ロジスティクス・物流部門:在庫管理システムの運用、輸送計画の立案、出荷伝票の処理
サラリーマンがパソコンを使う業務を書き出してみると、一般的なものでも意外とたくさんあるものですね。もちろん、ひとりの作業者にこれらすべてのタスクを任されるわけではありません。
ビジネスのやり取りは主にメールで行われます。重要な情報や連絡事項をやりとりには、記録するために文書として残す必要もあるためです。
メールだけでなく、チャットツールやビデオ会議ツールを使ってリアルタイムでのコミュニケーションを行う場合も。
データ入力やプレゼン資料、文書作成もあります。Excelを使ってデータの整理や分析を行ったり、Wordを使って報告書やプレゼン資料を作成したりするのは多くの企業にとって日常的な処理のひとつ。
これらの作業は、正確さや効率性が求められるため、注意深く行われます。
スケジュール管理やタスク管理も重要な業務です。OutlookやGoogleカレンダーなどのツールを使って、会議や予定の調整、タスクの進捗管理を行います。
効果的な時間管理が求められるため、計画性や組織力が必要です。
ほかにはインターネットを使って情報収集や調査が行われることも。市場調査や競合他社の動向を把握するために、ウェブサイトやSNSを活用するわけです。
正確な情報を収集し、それをもとに戦略を立てることが求められます。
以上が一般的なデスクワークの仕事内容と業務事例です。業界や職種によって実に様々なタスクがあるので、それぞれの作業に専属の人員を配置することで効率アップを図ることが多いと考えてください。
パソコンを使った業務は正確さや効率性が求められるため、注意深く行われる必要があります。
サラリーマンのデスクワークはどんな仕事?毎日パソコンする人の日常
さらに詳しく見ていくために、筆者が「製造業の機械設計にたずさわっていたときの日常的なルーティーン作業」を例に紹介します。
- CADソフトを利用した設計の業務全般、作図・トレース作業
- Excelや生産システム(BOM)を使った構成リスト入力・作成
- 社内・社外の関係者とのメールやり取り、スケジュール管理
- 報告書、技術資料、議事録の作成
- 技術継承の勉強会、講習会やオンラインセミナーへの参加
例えば機械設計の仕事で言うとこのような事例があり、ほぼ毎日パソコンを使い何かしらの作業をこなすのが日常です。
かつてはドラフターといって図面を紙に描いていた時代もありましたが、今ではCADを使ってデータとして扱うことが一般的。
パソコンのデータであれば複数の人で共有できたり、お客様にデータや画像を送って確認できたりするメリットがあるためです。
また業界や製品によっては三次元CADを利用して、より複雑な設計やデータ解析をする業務もあります。経験上、「設計」の業務はパソコンを使う時間が特に多いのも特徴です。
サラリーマンのパソコン業務事例:設計の仕事「CAD」とは?
設計業務など製造業の技術系の仕事でよく見かける「CAD」とは何か?というと・・・
CADってなに?
CAD(Computer-Aided Design)とは、コンピュータを用いて設計を行うためのシステムやソフトウェアのことです。設計士がCADを使用することで、手作業に比べて効率的に正確な設計図やモデルを作成することが可能になります。
CADの読み方は「キャド」です。パソコン画面の中で線を引くなどして図形を描いたり、寸法線を書き加えて図面として仕上げたりできます。工業系の学校でも広く扱われるソフトで、CADには二次元だけでなく三次元で描けるものも多いです。
最近では視覚的にわかりやすく扱いやすいCADも多く、「パソコンはちょっと使ったことがあるけど、設計もCAD操作もはじめて」という未経験者も積極的にチェレンジしている背景も。
ものづくりに興味がある人は、ぜひ前向きにご検討を。
サラリーマンのパソコン業務事例:生産管理の仕事「BOM」とは?
生産管理でBOMを利用した手配・管理業務も、パソコンの利用時間が長いので紹介しておきます。
BOMってなに?
BOM(Bill of Materials)とは、製造業において製品を構成する部品や材料のリストです。BOMには、部品名、部品番号、数量、単位、仕様など、部品に関する情報が記載されています。BOMは、製造計画や調達計画、生産管理、品質管理などに必要な情報であり、製造業において重要な役割を果たしています。
調達計画や品質管理など製品の製造工程に直接的に関与する部分もありますが、個人のスキルや希望によっては入出力作業などシンプルな業務を任される場合も多いです。上司や会社側も、人材は適材適所に配置したほうが生産性も高められやすいためですね。
そこでBOMやExcelを学んでいき、業務に慣れながら高度な作業を任せてもらえるようにステップアップしていくのもひとつの手段でしょう。
筆者は未経験から設計として入社したあと生産部へ異動し生産管理や調達計画を担うようになりましたが、どちらも毎日パソコンを数時間は扱ってきました。
デスクワークの未経験はきつい?向いてない人とは
デスクワークは、パソコンや書類を扱う仕事です。定型的な繰り返し作業も多いため、ルーティンワークが苦手な人には向いていないかもしれません。また、デスクワークは長時間座りっぱなしのことが多いので、運動不足になりがちです。そのため、体力に自信がない人もつらく感じることがあるかもしれません。
しかし、デスクワークにはメリットもあります。例えば、労働環境が整っていることが多いため残業や休日出勤が少なく、職種やポジションによってはプライベートな時間の確保もしやすい点です。また、デスクワークは比較的に給与が高い傾向にあります。そのため、将来的に継続して安定した収入を得たい人には向いているかもしれません。
「デスクワークに興味があるけれど未経験だから不安」という人は、まずはアルバイトや派遣社員として経験してみることをおすすめします。デスクワークの雰囲気や仕事内容を体験できて、デスクワークに向いているかどうかを判断することもできるからです。
デスクワークに向いている人は、以下のような特徴があります。
- 細かい作業が得意 or 好きな人
- 几帳面な人
- 集中力がある人
- コミュニケーション能力が高い人
- パソコンスキルが高い人
いずれかの特徴に当てはまるなら、デスクワークに向いている可能性があるでしょう。デスクワークは、スキルを磨けば将来性のある仕事です。デスクワークに興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてください。
【まとめ】サラリーマンはパソコンで何してるのか
今回は、サラリーマンが毎日パソコンで何をしてるのかについて実体験も併せて紹介してきました。未経験者でもパソコンを使った業務に興味がある人は、ぜひ前向きに考えてみてください。
パソコンを使った作業に慣れるとスキルを身につけやすいので転職で有利になる場合があるほか、自宅で副業をはじめて収入の柱を増やす人も多くいます。
以下の記事では空いた時間に自宅で稼げるサラリーマンのオススメ副業を筆者の実体験をもとに紹介しているので、「仕事や趣味でパソコンを使いつつ、スキマ時間に副業してお金を稼ぎたい」という人は、こちらもぜひ併せて読んでみてください。
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